2022年6月5日(日)〜 12月4日(日)(月1回、全7回)
基本的に第1日曜日、午前10時~11時30分(11月のみ第2・日曜日)
聖霊降臨祭の日曜日(6月5日)、純粋にシュタイナーの社会思想に取り組む講座を開始します。
1回目はオリエンテーションで、参加費は無料です(2回目以降は有料)。
2回目以降のお申し込みは当サイトの「お申し込みフォーム」より、1回目のオリエンテーションについては下記のリンクより別にお申し込みください。
日程と内容
第1回 6月5日(日)10:00 – 11:30
オリエンテーション「《社会有機体の三分節化》とは何か?」(参加費無料)
第2回 7月3日「社会三分節化運動の概要ー前史、1917年~1922年」
第3回 8月7日「社会三分節化運動と他の社会論、意識論」
第4回 9月4日「社会三分節化運動の発展における歴史的要因」
第5回 10月2日「社会三分節化運動の波及と成果~1945年以後」
第6回 11月13日「個々の活動領域~経済、所有、貨幣・銀行、ベーシックインカム」
第7回12月4日「アントロポゾフィー批判と社会三分節化の可能性」
※ 基本的に毎月第1日曜日午前10時より、11月のみ第2日曜日
参加費
第1回は無料
第2回~第7回: 1回2,000円 / 全回通し 12,000円
開催方法は基本的にオンライン(Zoom)を予定しています。
単回での参加も可能ですが、全回通しで申し込まれた方にのみ、資料および録画のリンクをお送りします。
単回でのお申し込みの場合は、一つの回が終了するたびに次の回の申込みフォームを更新しますので、お手数ですが、その都度お申し込みください。
お振り込みいただいた参加費の返金はできません。ご了承ください。
お申し込み
こちらのフォームよりお申し込み下さい。
講座の内容について
コロナ禍に入ってから、私はコリスコ・グループで1年ごとに12回の連続講座を2回にわたって担当させていただきました。いずれも個人の内面と社会をつなぐ試みであったといえますが、3回目の講座は純粋に「シュタイナーの社会思想」に取り組みたいと思います。
シュタイナーの生誕150年にドイツで出版された『アントロポゾフィー、その歴史と現在』という800ページに及ぶ大著があります。これは教育、医学、農業など多様な分野におけるアントロポゾフィーの理論と実践を第一線の代表的立場の人たちが記述したものですが、その中にクリストフ・シュトラーヴェという社会学者による『アントロポゾフィーの社会衝動』* という論文が含まれています。第一次世界大戦後のシュタイナー自身が展開した「社会三分節化運動」から第二次世界大戦後の世界、ベルリンの壁崩壊や最近のベーシックインカムに至るまで、シュタイナーの社会思想の展開を跡づける内容です。
今回の講座では、7回にわけてこの論文を翻訳しつつ講読し、シュタイナーの社会思想の全体像をつかむとともに、それが現代の世界、そして日本の現実にとってどこまで有効なのかを考えたいと思います。
参加者には毎回、事前にこの論文の一章をお送りします。一回ごとの参加も可能ですが、基本的に7回通してのご参加を前提とし、資料、および録画視聴は全回通しで申し込まれている方に提供します。(1回ごとに資料を画面に共有して読んでいきますので、単回で参加されても内容はご理解いただけます。)
シュタイナー社会思想と現代の日本社会のあり方に関心を持つ方々のご参加をお待ちしています。
なお、第1回目はオリエンテーションとして、参加費は無料とします。録画も、関心をお持ちの方には、お名前、メールアドレス、電話番号などの基本情報を共有していただければ、お送りします。その内容を視聴された上で、全回通して参加されるかどうかをご検討ください。
* Christoph Strawe: Sozialimpulse – Zur Entstehungsbedingungen und Wirkungsgeschichte des Arbeitsansatzes der Dreigliederung des sozialen Organismus, in: Anthroposophie in Geschichte und Gegenwart, hg. Rahel Uhlenhoff