私たちが目指すこと
コリスコ・グループは、「医学と教育の共同作業」という専門領域グループとして、2018年6月3日に設立、11月29日に発足しました。ふたつの目標を柱としています。
医学と教育
ひとつは、人間の生活の中で、誰もが切実に感じる医療と教育の連携を具体的に促進することです。子どもの健康と病気、発達から、大人にとっての生涯教育、人生の危機、死にいたるまで、人生はそのひとつひとつの瞬間が「医学的な治癒」と「教育的な進化」の機会であるといえます。だからこそ、シュタイナーは「すべての社会問題は教育問題であり、すべての教育問題は医学的問題である」という言葉を残したのです。この観点から、私たちの身近で具体的な問題について、研究会や講座、出版物などを通して積極的に取り組んでいきます。
共同作業
もうひとつの柱は、シュタイナーが最晩年に示した「アントロポゾフィー協会」という新しい共同作業のあり方に向けて、グループを横断して取り組んでいくことです。特定の思想を広めるためではなく、すべての人間の生き方の中に普遍的な人間の知恵の働きを認め、そこにおいてつながっていくことをアントロポゾフィー(人智学)と呼ぶなら、そこにこそ新しい社会形成の可能性が潜んでいると思います。